政策概要
- concept

長岡京市には、待機児童の発生など直面する喫緊の課題があります。こうした目の前の課題に一つひとつ取り組むことは重要です。 しかし、併せて、10 年先、20 年先を見すえ、 私たちの子供や孫の世代に誇れるまちを残していくために、今、取り掛からなければならない課題もあります。

キーワードは、

  • 定住の促進
  • 交流の拡大
  • まちの新陳代謝

この 4 年間、市民や議会の皆さんと「対話」を重ね、長岡京市のまちづくりの方向性とそこへ向かう具体的な事業の姿を示して参りました。それらを具体的に 4 つの「長岡京市づくり」として約束いたします。ステージは「計画」から「実行」へ。そして「考える」から「行動」へ。市民の皆さんとともに、力強く前進してまいりたいと思います。

新・未来を創る!|4つの長岡京市づくり

新・未来を創る!4つの長岡京市づくり
未来につなぐ・長岡京

I. 安心で豊かな暮らしづくり

1こども
  • 保育環境と子育て支援の充実
  • 実績
    さらなる子育て世代の転入を見据えて、民間による新たな認可保育園1園の整備を目指します。
    令和7年4月に認可保育園が2園、新規に開園を予定 (定数140名の増)
    令和7年度中に既存園1園の増築を予定 (定数40名の増)
    実績
    老朽化が進む公立保育所(深田保育所)の建て替え整備について具体的な検討を進めます。
    令和6年度から深田保育所の再整備に向けた基本構想の策定に着手
    実績
    保育施設の情報発信や利用者への案内・情報提供・相談を行う「利用者支援窓口(仮称)」を設置します。
    令和5年4月に「保育コンシェルジュ」を設置し、保育の利用者支援を充実
  • 子どもの学び環境の充実
  • 実績
    現在取り組んでいる市内公立小中学校の再整備(長三小・長四小等)を着実に進め、子どもたちの教育・放課後環境の充実を図ります。
    令和6年1月に長四小の新校舎が供用開始。全面供用開始に向けて工事を推進中
    令和5-7年度に長三小の整備に関する基本・実施設計を実施
    実績
    小中学校でのすべての特別教室への空調導入を実現するとともに、体育館への空調導入も順次進めます。
    令和5年度中にすべての特別教室への空調導入が完了
    令和6年度から3か年計画ですべての体育館・武道場への空調導入に着手 ※長三小は再整備で対応
    実績
    小中学校において、導入したタブレット等を活用し、EBPM(データや合理的根拠に基づく政策立案)の考え方を基に、学力や非認知能力の向上に努めます。
    モデル校として取り組んできた長二中校区での実践研究の成果を研修会で波及
    非認知能力と認知能力を一体的に育むための授業改善に取り組む研究校を拡大
    実績
    コロナ禍で滞った国際理解教育の機会創出に取り組みます。
    令和5年度から短期交換留学プログラムによる米国アーリントン訪問を再開
    令和6年度はアーリントンとの短期交換留学プログラムによる相互訪問を再開
  • 子どもの育ちの安心・安全の確保
  • 実績
    子育て支援医療助成の拡充を実現し、子育て家庭の負担軽減に取り組みます。
    令和5年9月から子育て支援医療助成費を高校生の入院まで拡充
    実績
    乙訓地域初の「児童発達支援センター」を設置し、成長過程での切れ目のない発達支援と医療機能を一体的に提供する共生型福祉施設を実現します。
    令和8年度の開設に向けて整備中
    実績
    保育所や学校での医療的ケア児の受入れを推進します。
    保育所や学校で医療的ケア児を受入れ、対応するために人員体制の強化を実施中
    実績
    妊産婦健診事業や産後ケア事業、新生児聴覚検査の環境整備を図るとともに公費助成による負担軽減を図ります。
    令和5年度に産婦健康診査、訪問型産後ケア事業、新生児聴覚検査を新たに開始
    令和6年度から1か月健康診査を実施するとともに産後ケア事業費を拡充
2介護・医療
  • 新型コロナ対策の推進
  • 実績
    新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指し、状況に応じた対策を適切なタイミングで実施します。
    令和5年度は春、秋に集団・個別で新型コロナワクチンの特別臨時接種を実施
    令和6年度秋からは、高齢者対象の新型コロナワクチン定期接種を実施
    実績
    京都府や市内医療機関と連携し必要な医療を提供するとともに、自宅療養者への支援や保健所への応援を行います。
    パルスオキシメーターや生活支援物資の配送は令和5年1月で市としての対応を終了
    必要に応じて新型コロナウイルス抗原検査キット等の配布を実施
  • 医療や介護の連携と基盤の強化
  • 実績
    団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向け、必要な介護資源の整備と充実を図ります。
    令和6年度からの介護報酬改定に加えて、地域区分の引上げにより事業所の人材確保を支援
    実績
    設置した「在宅医療・介護連携センター」を活用し医療と介護の連携をさらに深めるとともに、「まちぐるみ」で高齢者の暮らしを支える地域包括ケア体制の強化を目指します。
    乙訓在宅医療・介護連携センターを乙訓医師会に委託し、医療職と福祉職のコーディネーターを配置
    「乙訓地域の在宅医療と介護のガイドブック」を作成するなど連携を促進
  • 健幸長寿・健康づくりの推進
  • 実績
    全庁・全市をあげた「健幸長寿プラン」の実行により、元気に齢を重ねられる環境づくりに取り組みます。
    健康寿命はなだらかに延伸: 男性 80.57歳(H25)→81.47歳(H30)→82.26歳(R4) 女性 82.94歳(H25)→84.27歳(H30)→86.20歳(R4)
    元気な高齢者の割合はほぼ横ばい: 95.4%(H24)→95.5%(R1)→95.0%(R5)
    要介護認定率(75歳から84歳)は微減:22.4%(H24)→21.4%(R1)→20.9%(R5)
    実績
    楽しく取り組める健康づくりメニューの開発やインセンティブの仕組みづくりに取り組みます。
    新規施策を内部で検討中
    実績
    移転する「介護予防センター竹寿苑(仮称)」を活用し、健康づくり等の新たなプログラムの提供に取り組みます。
    令和6年11月に老人福祉センター竹寿苑を「健幸すぽっとのびのび苑」として移転・機能強化のうえ供用開始
    指定管理者制度の導入により健康づくりや介護予防など新たなプログラムを提供
3福祉
  • 断らない相談体制の充実
  • 実績
    複雑化・複合化する地域福祉課題に対応するための相談窓口の強化を図るとともに、対応する関係機関をつなぐコーディネート機能の整備を図り、相談支援、参加支援、地域づくりを一体的に行う「とりこぼさない支援体制」を構築します。
    令和5年度から「とりこぼさない重層的支援体制整備事業」をスタート
    とりこばさない支援を考えるプラットフォームを設置し、地域の多様な支援団体・活動団体や専門職の交流を促進
  • ひきこもりや社会的孤立への対策
  • 実績
    アウトリーチや窓口での相談を通じ、課題の把握から見守り・伴走を通じた支援体制の強化を図ります。
    ひきこもり支援(R5 相談件数の実績 462件)
    アウトリーチ等の充実により自立支援機能を強化(R5相談件数の実績 199件)
    実績
    教育支援センター等の教育分野と福祉分野の連携を強化し、不登校やひきこもり状態にある児童・生徒への切れ目のない支援を実施します。
    バンビオ内に教育・福祉連携拠点「らしっく」を令和6年度に設置
    教育支援センターの機能強化、大阪大学と連携した児童の心の発達研究などを実施
  • 共生型福祉施設の整備
  • 実績
    必要とされる障がい者(児)のための地域生活支援拠点、児童発達支援センター、介護予防機能や高齢者の居場所からなる共生型福祉施設を整備・活用し、向日が丘支援学校とも連携をしながら、障がいの有無や世代を超えた交流エリアを実現します。
    令和6年度に共生型交流エリアのうち、健幸すぽっと「のびのび苑」、インクルーシブ公園(粟生畑ケ田公園)が供用開始
    令和8年度の供用開始を目指して整備中(地域生活支援拠点、児童発達支援センター等)
  • 障がい者施策の推進
  • 実績
    「誰もが共に自分らしく暮らす長岡京市障がい者基本条例」の理念に基づき各種施策を進め、インクルーシブな長岡京市づくりに取り組みます。
    障がいに対する理解を促進するための「あいサポーター養成研修」を継続して実施(あいサポーターR5累計1,509名)
    実績
    京都府と連携し、精神障がい者への福祉医療助成制度の導入を目指します。
    令和6年度に、重度の精神障がい者を対象とした福祉医療費助成制度を京都府と連携し創設
4安心・安全
  • 地域における災害対応能力
  • 実績
    市内10小学校区での一斉防災訓練を継続・充実するとともに、新型コロナウイルスのような感染症など様々な場面に応じた地域防災力の向上に努めます。
    コロナ禍を経て令和4年度から「長岡京市防災の日」に全小学校区での防災訓練を一斉実施(R5年度参加人数1,900名)
    令和6年度には、新たに防災フェスタを企画、小学校区毎の避難所運営訓練の充実、避難所開設キットの整備などを実施
    実績
    障がい者や高齢者など要配慮者の避難体制の強化を進めます。
    令和5年度から公助としての避難行動要支援者の個別避難計画のモデルケースを作成し、令和6年度から本格的に着手
    実績
    自主防災組織や消防団の支援等を通じて地域での防災人材の育成を進めます。
    令和4年度から防災活動や災害救援活動を行う50世帯以上のマンションについても、自主防災組織等育成補助金の対象とした。
    令和5年度に消防団員の手当の見直しによる処遇改善を実施するとともに、準中型免許取得に対する補助制度を創設
  • 防災フェーズフリーに基づく施策の推進
  • 実績
    小中学校の体育館への空調導入により、日常的には授業やクラブなど子どもたちの学校生活で活用するとともに、避難所としての環境の充実を進めます。
    令和6年度から3か年計画ですべての体育館・武道場への空調導入に着手(再掲)
    実績
    東ポンプ場(勝竜寺)の跡地活用として検討している災害時の防災機能・施設について、日常時には公園・広場・スポーツ施設等として利用できる複合的な機能を有する施設整備を目指します。
    令和5年度に東ポンプ場跡地での防災・スポーツ施設の調査検討に着手
    令和6年度に基本計画を策定中
  • 治水対策の充実
  • 実績
    暫定供用されたいろは呑龍トンネルの本格供用開始に向けた接続工事を推進します。
    令和5年度末に2か所目の接続拠点を供用開始
    全面供用開始に向け残り2か所の整備を推進中
    実績
    神足ポンプ場の機能強化と貯留施設整備による犬川第2排水区の雨水対策を実施します。
    令和6年度から神足ポンプ場のリニューアル工事に着手(R8年度完成予定)
    令和6年6月から地下貯留施設の部分供用を開始
    実績
    風呂川排水区での課題箇所を抽出し、今後の整備方針を具体化します。
    府道拡幅事業に合わせて整備方針の具体化を進める。
  • 上下水道事業の安心・安全と経営の効率化
  • 実績
    「長岡京市上下水道ビジョン」に基づき、耐震化・強靭化への投資とストックマネジメントや資産の有効活用など安定的かつ効率的な上下水道事業経営を行います。
    令和6年度に「長岡京市上下水道ビジョン」の中間見直しを行い、継続的に施設の耐震化や老朽対応、安定経営に向けた取り組みを引き続き推進する予定
    実績
    水道事業においては、今後の人口減少を見据え、京都府南部地域での広域化に向けた検討を進めるとともに、市民とも議論できるような選択肢の提示、情報発信を行います。
    京都府営水道ビジョンに基づき、京都府をはじめ、受水10市町全体での水道事業に関わるアセットの目指すべき姿に関する議論を継続中

II. 次の世代へとつなぐ魅力づくり

1住民自治・共生
  • 地域における自治活動や市民活動の推進
  • 実績
    12月議会に提案する「助け合いとつながりのまちづくり条例」に基づき、共助・協働の担い手づくりに取り組みます。
    令和5年度から「まち活MTG」をスタートし、新たな共助・協働の担い手づくりに着手
    実績
    厳しい状況にある自治会組織の活性化に向けた取り組みとともに、市内全ての校区での地域コミュニティ協議会の設置を目指します。
    令和7年度からの運用に向けて自治会活動のデジタル化支援に着手するなど多様な自治会活動を支援
    令和5年4月に新たに長岡第六小学校区で地域コミュニティ協議会を設立
  • 自治会館等の新陳代謝を促進
  • 実績
    老朽化が進む自治会館等の再整備や長寿命化、機能向上を促進するため、現行の補助制度を時代に応じたかたちで拡充します。
    令和6年度の制度改正により、新築・改築への補助上限の引上げ、耐震化やバリアフリー対応、解体など補助対象の拡充を実施
  • 多様性を大切にするまちづくり
  • 実績
    更なる女性の活躍に向けたネットワークづくりに取り組むため、市内の事業所等による「女性活躍推進会議(仮称)」を設置します。
    令和5年度に市内事業所12社の参加の下、「女性活躍推進会議研修会」を実施
    実績
    パートナーシップ宣誓制度を活用した啓発活動の展開と長岡京市版の事業所認定制度の創設を目指します。
    令和5年度からパートナーシップ宣誓制度における連携自治体の拡大や、長岡京市にじいろ企業登録制度を創設し、令和6年6月に「にじいろ企業」として14企業等へ登録証を授与
    実績
    人権や平和など長岡京市が大切にしてきた価値観の共有と理解を促進する施策に取り組みます。
    令和5年度より平和フォーラムの再開するとともに、若年層への啓発を新たに展開
2商業・観光・農業
  • 中小企業振興基本条例(仮称)に基づく施策の推進
  • 実績
    令和4年10月に施行した「長岡京市中小企業振興基本条例」に基づき設置する推進会議を通じて、地域内における経済循環と中小企業の振興を図る施策を推進します。
    令和5年度から中小企業のデジタル化推進を支援するため「ガラシャPay」の事業をスター ト
  • 企業誘致と創業支援の強化
  • 実績
    企業立地・誘致に加え、創業支援の観点から小規模事業者など幅広い業種へ支援を拡充します。
    令和5年度に企業立地促進条例を改正し、企業の流出防止を目的に明文化
    令和6年度、企業立地審議会を新たに設置し、具体策の検討に着手
    実績
    立地希望の事業者に対して事業用地をマッチングできる仕組みの導入を検討します。
    令和6年度から不動産関連団体と連携した「事業用地等マッチング支援制度」を開始
  • 地域経済の活性化につながる観光振興の推進
  • 実績
    コロナ禍で変化が加速した観光需要を見定めながら、「新・観光戦略プラン」に基づき、事業者など観光に関連する方々が主体となった「稼げる」観光の仕組みづくりや広域連携による観光振興に取り組みます。
    新たな体験プログラムの造成や京都西山エリアで連携した各種取り組みを推進
  • 都市農業の振興と食育・地産地消の推進
  • 実績
    担い手の育成や新たな産地づくりなど農業経営基盤の強化、地産地消や安心安全の観点から地元産農産物の学校給食への供給拡大と食育に取り組みます。
    担い手育成のための補助制度の拡充や水稲病害虫防除に対する支援を実施
  • 防災重点農業用ため池の整備
  • 実績
    農業生産基盤の確保と防災の観点から農業用ため池の安全性向上に向けた整備を、管理者である土地改良区や農家組合とともに実施します。
    令和6年度に金ヶ原地域の金原寺池の整備工事に着手(R8年度完了予定)
3環境
  • ゼロカーボンシティを目指した取組みの強化
  • 実績
    ゼロカーボンシティ宣言に基づき、市民や事業所、環境団体などとの連携を強化し、オール長岡京体制で再生可能エネルギーの普及やCOOL CHOICEの推進など温暖化対策に取り組みます。
    村田製作所と連携しJR長岡京駅東口において再生可能エネルギーによるゼロカーボン化に取り組む
    次世代自動車や家庭用燃料電池システム等COOL CHOICE実践補助金の対象などを拡充
    実績
    次世代を担う子どもたちによる環境審議会を設置し、環境教育の推進を図ります。
    具体策を検討中
  • 公共施設での環境対策の推進
  • 実績
    将来的な再生可能エネルギー100%による事業運営を目指し、公共空間での再エネ活用を推進するとともに、環境性能への配慮を前提とした公共建築物の整備に取り組みます。
    「健幸スポットのびのび苑」において市内初となるZEB‐Readyでの施設整備を実施
    実績
    学校や保育所を含むすべての公共施設でKESによる環境マネジメントを実施します。
    令和4年度に小・中学校施設を加え、対象となる市内公共施設全体に拡充したKES環境マネジメントを継続実施
  • 西山森林整備と放置竹林対策の推進
  • 実績
    森林所有者や市民、企業など多様な主体でつくる西山森林整備推進協議会と連携し、着実な森林整備を進めるとともに、次期「西山森林整備構想」の改定に取り組みます。
    西山森林整備構想に基づく里山林の再生、竹林整備、危険木の伐倒を計画的に実施
  • ごみ減量の継続とリサイクルの推進
  • 実績
    指定ごみ袋制導入によるごみの減量効果を維持するために、更なる紙ごみや生ごみの削減に取り組むとともに、プラスチックなど資源ごみの一層の有効活用を目指します。
    令和5年度から民間事業者と連携しリユースの取組を推進
4文化・スポーツ
  • 文化芸術推進ビジョンに基づく施策の実行
  • 実績
    「長岡京市文化芸術推進ビジョン」に基づき、「ささえる」「そだてる」「ふれる」「つながる」取組みを展開します。
    コロナ禍を経て、令和5年度から各種事業を人数制限等なく実施
    長岡京芸術劇場もコロナ前を超える入場者数へと回復
  • スポーツ環境の充実と障がい者スポーツの振興
  • 実績
    次期「長岡京市スポーツ推進計画」の改定に向けて、スポーツセンターの老朽化対策を進めるなどスポーツ環境の充実を目指します。
    令和5年度に東ポンプ場跡地での防災・スポーツ施設の調査検討に着手(再掲)
    令和6年度に同施設の基本計画を策定中(再掲)
    実績
    障がい者スポーツを軸とした共生社会の実現を目指します。
    体験交流会を実施するなどボッチャの普及振興に取り組む
  • 生涯学習環境の充実
  • 実績
    市民力を活かした生涯学習環境の充実を図るとともに、中央公民館、図書館、記念文化会館や市民ひろばの長寿命化に取り組みます。
    記念文化会館、中央公民館等において、京都府と協働しての屋上防水のほか、エレベーター等の改修(市単独)に取り組む
  • 文化財の発信と利活用の促進
  • 実績
    「文化財保存活用地域計画」に基づき、新庁舎での歴史資料展示室の開設を中核に、乙訓古墳群などまち全体を歩いて楽しめるネットワークづくりと環境整備に取り組みます。
    新庁舎での歴史資料展示室の設置に向けた設計等に着手
    令和6年度に恵解山古墳公園開園10周年記念事業を実施
    井ノ内稲荷塚古墳の公有化に着手

III. 新しいまちのかたちづくり

1まちの新陳代謝
  • 市役所庁舎および周辺の整備
  • 実績
    計画に基づく市庁舎の建替え再整備工事を安全に着実に進めます。
    令和5年2月に第1期庁舎が供用開始
    令和7年度中の第2期庁舎の供用開始、令和8年度の全体供用開始に向けて事業を推進中
    実績
    2期庁舎に入る予定の産業文化会館機能や市民ひろば、にぎわい施設の効果的な運用を見据えた具体化を図ります。
    令和8年度の供用開始に向けて具体案を検討中
  • 公共施設再編による跡地活用の具体化
  • 実績
    公共施設再編整備構想の進展によって生じた跡地の利活用の具体化を進めます。
    (例) 竹寿苑、市庁舎南側敷地、済生会京都府病院の跡地など
    それぞれの施設について具体的な活用策を検討中
  • 空き家対策・集合住宅の老朽化対策の推進
  • 実績
    空き家バンクや行政プラットフォームを活用し空き家の流通促進に取り組むとともに、管理不全の空き家の対策を推進します。
    空き家特措法の改正等を受けて長岡京市空き家等の対策の推進に関する条例を一部改正
    実績
    老朽化が進むマンションや団地についてはマンション管理適正化法等により管理状況の把握に努めるとともに、支援策の検討を進めます。
    令和6年2月に「長岡京市マンション管理適正化推進計画」を策定し、マンション管理士等の派遣など支援制度を創設
2まちづくり
  • 長岡天神駅周辺のまちづくりの推進
  • 実績
    京都府、阪急電鉄と連携し阪急京都線の連続立体交差の実現に向け事業調査の着手を目指します。
    連続立体交差の実現に向けて京都府、阪急電鉄と継続して協議中
    実績
    駅西側エリアのまちづくりの具体化を図るとともに地権者による推進組織の設立を目指します。
    令和5年11月に西地区市街地整備事業に関する地権者検討会を設置し具体案を検討
    実績
    駅東側エリアにおいては、連続立体交差事業を前提とした公共用地の確保と実現までの暫定的な利用方法を具体化します。
    連続立体交差事業の実現に向けた公共用地の確保を図りながら、暫定利用として東口広場公園をR5年10月に供用開始
    令和6年度は駐輪場の再整備や暫定ロータリーの設計に着手
    実績
    今後のまちづくりの推進のためエリアマネジメントを担う人材や組織の育成を目指します。
    実績
    長岡天神駅周辺のまちづくりの具体化を見据えて、該当エリア内での建築等の規制方法や財源の確保・負担のあり方についての検討を進めます。
    現在検討中
  • 居心地のよい公共空間整備と利活用
  • 実績
    駅前等の公共空間の有効活用、民間との連携を通じて長岡京市のまちを象徴する居心地のよい空間づくりを目指します。
    (例)JR長岡京駅東口広場の利活用、阪急長岡天神駅東口での暫定広場整備、市役所新庁舎の広場整備 など
    令和5年10月に阪急長岡天神駅東口での広場公園を供用開始(再掲)
  • 公園整備を通じたまちの魅力向上
  • 実績
    共生社会実現に向けた、インクルーシブ公園の第1号として西山公園整備を進めるとともに、さらなるインクルーシブ公園の拡充を目指します。
    令和6年11月にインクルーシブ公園第1号として粟生畑ケ田公園が供用開始予定
    令和8年4月の供用開始に向けて西山公園第3期の広場整備に着手
    実績
    民間との連携により老朽化しつつある長岡公園の大規模リニューアルと魅力向上を実現します。
    令和7年9月の供用開始に向けて長岡公園リニューアルの整備中。
  • 長岡京市らしい景観づくり
  • 実績
    西国街道や八条ヶ池周辺の整備、無電柱化の推進など各種施策と連動した長岡京市らしい景観の形成に取り組みます。
    令和6年度に西国街道の再整備が完了
    八条ヶ池ふれあい回遊のみちの整備を実施
    令和6年12月にアゼリア通り市役所前の無電柱化が完了予定
  • 都市計画マスタープランの見直し
  • 実績
    北部や東部の市街化調整区域等の今後の活用について都市計画マスタープランの見直しに併せて幅広い視点から研究・検討に着手します。
    現在検討中
3道路・交通
  • 交通の拠点・道路ネットワークの整備
  • 実績
    御陵山崎線、長岡京駅前線など道路ネットワークの整備を着実に進めます。
    実績
    安心安全・景観の両面から、道路整備に合わせた無電柱化を促進します。
    御陵山崎線においても道路拡幅・無電柱化工事を実施中
    長岡京駅前線第4工区は令和9年度の全面供用開始に向けて事業を推進中
  • 公共交通の維持・利用促進
  • 実績
    路線バスやコミュニティバス、タクシーなど市民の足を守るための利用促進策を進め、市民とともに公共交通を守ります。
    はっぴぃバスの3ルート化により運行地域を拡大し、すべての便が京都済生会病院を経由。病院と連携して通院にかかる運賃の無料化を実施。(R4)
    学生や高齢者を対象とした定期券等購入補助事業を開始。併せて、高齢者を対象としたバスからタクシーへの乗り継ぎ補助事業を開始。(R4)
    デジタルサイネージの設置やバス停上屋・ベンチの設置などバス待ち環境の整備を実施
    実績
    地域公共交通ビジョンの改定に取り組みます。
    本市の新たな交通マスタープランとして「長岡京市地域公共交通計画」を策定し、持続可能な地域公共交通ネットワークの再構築・再整理を目指し各種施策を推進中
  • 自転車の利用促進
  • 実績
    「自転車活用推進計画」に基づき、自転車にやさしい道路や施設の整備に取り組むとともに、駅周辺の駐輪環境のさらなる向上を目指します。
    令和6年度に西山天王山駅東口の駐輪場を増設
    令和6年度から長岡天神駅東口駐輪場の再整備に着手
    自転車活用推進計画に基づき自転車通行用の矢羽根等の整備を鋭意推進中
    JR長岡京駅東西駐輪場において指定管理者制度の活用により機械化・自動化を実現。(R4)

IV. 市民の期待を超える市役所づくり

1行財政運営
  • 市役所サービスの向上とデジタル活用・DXの推進
  • 実績
    市庁舎の整備に合わせ市役所サービスの利便性の向上と業務の効率化を徹底して実施します。
    ビジネスチャットツールやAI-OCR及びRPAの活用、chatGPTなどを利用した業務のデジタル化による効率化を推進
    実績
    書かない、待たない、行かなくてよい市役所づくりに取り組みます。
    1期庁舎の供用開始と併せて、窓口でのデジタルツールや呼出しシステムにより「書かない」「待たない」市役所づくりを実現
    LINEやマイナポータルを活用した行政手続きを拡大し「行かなくてよい」市役所づくりを推進(オンラインで可能な手続き数:R3 54、R4 80、R5 125)
    実績
    マイナンバーカードの利便性向上やデジタル技術を活用した施策展開を図ります。
    住民票や課税証明書などの電子申請を新たに開始
    公立保育所・小中学校での保護者とのデジタル連絡システムの導入
  • 市民とのコミュニケーション手段の多様化
  • 実績
    LINEアカウントを利用して市民とのコミュニケーションの充実を図ります。
    LINEで申請可能な手続きの拡充、情報発信の強化を実施
    LINEアカウント数も着実に増加(R3.3 7,236人、R4.7 45,477人、R6.6 92,778人)
    実績
    市の政策形成におけるデジタル技術の活用に挑戦します。
    次期総合計画中期計画の策定プロセスにおいてICTを活用した市民意見の反映手法を実施
  • 公民連携やEBPMに基づく施策の展開
  • 実績
    民間事業者の知恵やノウハウを活用しながら公共サービスの充実や効果的・効率的な施策の展開を図ります。
    健幸スポットや公園管理での指定管理者制度の導入による民間ノウハウの活用
    民間企業との協定締結を推進し諸事業を通じて連携(交通安全フェア、防災訓練の実施など)
    実績
    行動経済学やナッジ理論を活用した施策の展開を図ります。
    庁内での研修会を通じて検討中
  • 財政基盤の強化・多様な財源の確保
  • 実績
    公共資産の利活用や事務事業の見直し、債権管理の適正化など行財政改革に取り組みます。
    無償貸付していた行政財産の有償化に向けた取り組みを推進(民間保育施設など)
    各種債権回収の取組を強化
    実績
    投資事業の増加に伴う公債費負担を平準化させるため、新たな基金を設置し運用します。
    令和5年3月に公共施設整備基金を再整備し基金積み立てを再開
    基金の活用方法についても拡充し年度間の公債費負担を平準化
    実績
    シティプロモーションと連動しながら、ふるさと納税での返礼品メニューのさらなる多様化を図ります。
    NFTや新商品など新たな返礼品メニューづくりに取り組む
    返礼品協力事業者数(R2:28 → R5:44)、返礼品数(R2:88 → R5:377)も増加
  • 「対話」の継続
  • 実績
    コロナ禍で減少した対面で実施する市民との「対話のわ」を再開・継続するとともに、実施手法の多様化に取り組みます。
    コロナ後、回数を抑制していたリアルでの「対話のわ」を再開(R2:10回、R3:18回、R4:20回、R5:20回)
    総合計画基本計画の改定作業を通じてデジタルを融合した新たな形式での開催にも挑戦